今月のことば【2月前後半】

(はな)よりも 花を()かせる 土になれ」

これは、星稜(せいりょう)高校(こうこう)野球部(やきゅうぶ)(もと)監督(かんとく)山下(やました)(とも)(しげ)さんの言葉(ことば)です。この言葉には、野球の技術(ぎじゅつ)向上(こうじょう)だけでなく、人間的にも選手を成長(せいちょう)させたい、自分(じぶん)がそういう人を(そだ)てるものでありたい、という(ふか)(ねが)いが()められているように思います。

さて、この私が言葉から(かん)じたことは二つあります。

一つ目は、「花を咲かせるほど土になるのは、大変(たいへん)なことだ」ということです。(うつく)しい花を咲かせるためには、土が(ゆた)かでなければなりません。つまり、人を支え、成長(せいちょう)を助ける存在(そんざい)になるには、(わたし)自身(じしん)が十分な養分(ようぶん)でなければならないのです。

二つ目は、「もし自分が花だとするなら、自分を咲かせてくれた土があったのだなあ」ということです。これまでの人生(じんせい)を振り返ると、私を支えてくれた人やもの、出来事(できごと)がありました。そのはたらきがあったからこそ、今の自分があるのだと(あらた)めて気づかされます。

(みな)さんは、この言葉からどのようなことを感じられたでしょうか?

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