今月のことば【2月後半】

「如来(にょらい)の摂取不捨(せっしゅふしゃ)(えらばず、きらわず、見すてず)の心(こころ)を学(まな)び、

真実(しんじつ)、自分(じぶん)自身(じしん)のしたいこと、しなければならないこと、できることを、

他人(たにん)とくらべず、あせらず、あきらめず、していこう」

これは、浄土(じょうど)真宗(しんしゅう)の学校(がっこう)である大谷(おおたに)専修(せんしゅう)学院(がくいん)の元(もと)院長(いんちょう)、竹中(たけなか)智秀(ちしゅう)先生(せんせい)の言葉(ことば)です。
今回(こんかい)は最後(さいご)の部分だけをご紹介しましたが、実(じつ)はその前文(ぜんぶん)こそが重要(じゅうよう)です。

どのような人であっても、選(えら)ばず、嫌(きら)わず、見捨(みす)てないというのが阿弥陀(あみだ)如来(にょらい)の心、すなわち「いのちの願(ねが)い（本願(ほんがん)）」です。その心に出(で)遇(あ)うとき、私たちは他人と比(くら)べることなく、自分らしく生きていくことができるのではないでしょうか。

私自身、いつもこの言葉に励(はげ)まされています。