
あの人も この人も つらさを抱えて 今日を 生きている
私たちは、自分の苦しみや悩みには気づきやすいものですが、他の人がどのような思いを抱えているかはなかなかわかりません。明るく見える人も、元気そうに見える人も、その人なりの不安や悲しみ、寂しさ、心配ごとを抱えながら毎日を過ごしています。
浄土真宗では、人は誰もが悩みや迷いを抱えた凡夫であると教えられます。苦しみのない人と苦しみのある人がいるのではなく、それぞれに異なるつらさを抱えながら生きているのです。
「あの人も、この人も」と見つめるとき、自分だけが苦しいのではないと気づかされます。互いにつらさを抱えながら生きる者同士として出会うとき、尊敬の心が生まれます。その心が、この苦しみの世を生きる支えとなるのではないでしょうか。